床面ひび割れ検知ロボット(FloorDoctor)の高速化

支援先企業:株式会社イクシス
KISTECの支援メニュー:「さがみロボット産業特区」ロボット研究会(令和2年度)

製品化への課題

本製品は、物流倉庫等において、コンクリート床面
のひび割れ等の画像を位置情報と同時に取得し、構
造物の図面と重ね合わせて出力できるロボットです。

これまでは、写真撮影にストロボを使用していたため、ストロボチャージ時間が必要となり、撮影速度の向上に限界がありましたが、光量不足の課題を解決してLED 照明を採用したことで高速化を実現しました。

KISTECの支援内容

従来は光量不足のためLED 照明でなくストロボを使用していましたが、KISTECの技術マッチングで紹介した検査用LED 照明専門企業の協力を得て、光量不足の問題を解決するためのカメラ諸条件、LED 照明の設置方法、数量等の検討を行いました。

その結果、LED 照明で撮影面の照度を十分確保できる条件を明らかにし、このLED 照明を常時あてることで約2 秒のストロボチャージ時間を削減し、より高速に検査を行うことが可能となりました。

KISTEC支援担当(令和2年度)

事業化支援部 企画支援課 事業化促進グループ

床面ひび割れ検知ロボットのLED照明
床面ひび割れ検知ロボットのLED照明
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  • 担当:事業化支援部 支援企画課 事業化促進・デザイングループ