分光光度計による食品の機能性評価

機能性評価でわかること

食品の機能は3つに分類されます。一次が栄養に関する機能、二次がおいしさに関する機能、三次に生体調節機能です。この生体調節機能が最近注目されている食品の機能性です。

  • 表1 食品の生体調節機能の例とそのvitro評価法
  • 表1 食品の生体調節機能の例とそのvitro評価法

特定保健用食品や機能性表示食品では関与成分の特定とヒト臨床試験での有効性の確認が必要ですが、動物試験・ヒト臨床試験の前段階として 機能性成分を探索するために試験管レベル(in vitro)のスクリーニング試験があります。

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  • 図1 食品の機能性評価試験の位置付け
  • 図1 食品の機能性評価試験の位置付け

化学技術部バイオ技術グループではin vitroの主に生化学試験を、研究開発部ではin vivoの試験を行っています。

吸光度測定による機能性評価

呈色反応を用い、吸光度から酵素阻害活性や抗酸化性、抗糖化性、機能性成分量を測定します。

マルチモードマイクロプレートリーダー(TecanJapan製 Infinite 200 PRO)を用いて各種野菜の総ポリフェノール含量を測定(可視吸光光度)しました。
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  • 図2 総ポリフェノール定量例
  • 図2 総ポリフェノール定量例


マルチモードマイクロプレートリーダー(TecanJapan製 Infinite 200 PRO)を用いてベリー類の抗糖化性を測定(蛍光強度)しました。
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  • 図3 抗糖化性測定例
  • 図3 抗糖化性測定例

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参考・関連リンク

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