ABS樹脂表面の液状付着物の分析
ABS樹脂表面の液状付着物の分析
■試料
ABS樹脂製の部品にクラックが発生しました。
クラック部分に油状の付着物があり、 これがトラブル発生時に近くで使用していたベアリングのグリスであるかを確認しました。
■使用機器
フーリエ変換赤外分光光度計(FT-IR)
顕微赤外ユニット

ABS樹脂表面の液状付着物の分析
付着物とベアリングに使用されているグリスの赤外吸収スペクトルはかなり似た結果が得られました。
付着物にはグリスの金属石けんに由来する吸収ピーク(1600cm-1付近)が無い事から、基油(ベースオイル)のみが移行したと推察されます。

ご利用を希望される方へ
試験計測(依頼試験) で利用できます。
この事例の参考料金の表示は、現在調整中です。
詳細は、お問い合わせください。
- この分析事例に関連するお問い合わせ
- 担当:川崎技術支援部