多接合太陽電池の分光感度測定

  • 多接合型(積層型, タンデム型とも呼ばれる)太陽電池は、吸収波長の異なる太陽電池を複数積み重ねて広範囲の光を電気に変換できるように設計された太陽電池です。
    全体の分光感度を一度に測定することができないため、測定対象以外の層を励起するような光学フィルターを選択して個別に測定をおこなう必要があります。
    分光感度測定装置とフィルターを組み合わせることで、多接合太陽電池の分光感度を測定することができます。

    使用機器


    分光感度測定装置 分光計器株式会社 CEP-2000MLQR
    •  
    • Top層の分光感度測定結果<br>バイアス光:白色光 + 690nm以下カットフィルタ
    • Top層の分光感度測定結果
      バイアス光:白色光 + 690nm以下カットフィルタ
    •  
    • Middle層の分光感度測定結果<br>バイアス光:白色光(フィルタなし)
    • Middle層の分光感度測定結果
      バイアス光:白色光(フィルタなし)
    •  
    • Bottom層の分光感度測定結果<br>バイアス光:白色光 + 400~900nmバンドパスフィルタ
    • Bottom層の分光感度測定結果
      バイアス光:白色光 + 400~900nmバンドパスフィルタ
    •  
    • 3層全体の分光感度<br>3層を合わせるとかなり広い範囲の光を電気に変換できていることがわかります
    • 3層全体の分光感度
      3層を合わせるとかなり広い範囲の光を電気に変換できていることがわかります

ご利用を希望される方へ

今回のような分光感度測定を実施した場合は、下記料金表が適用されます。詳細はお問い合わせください。
測定条件および測定点数により費用が変わりますので詳細は担当職員にご相談ください。

試験計測料金

NO.項目単位料金担当部名
K3310太陽電池のIPCE測定1試料につき41,360川崎技術支援部
K3312太陽電池のIPCE測定 追加1試料または1条件追加につき11,660川崎技術支援部
K3660光学測定に関わる作業1時間につき7,260川崎技術支援部
  • この装置・試験等に関連するお問い合わせ
  • 担当:川崎技術支援部