緊急心肺蘇生時の胸骨圧迫による圧力分散プレートの特性評価(曲げ応力の確認)

支援先企業:川本重工株式会社
KISTECの支援メニュー:神奈川版オープンイノベーション(令和2年度)

製品化への課題

心臓マッサージの際、素手による胸部圧迫を繰り返すことにより、胸骨の骨折リスクが高くなるといわれています。

本製品(商品名「リコイルエイド」)は、素手と胸部の間に置くことにより、胸部圧迫の力を適度に分散させ、骨折のリスクを軽減させることを目的とした器具です。

KISTECの支援内容

支援先企業が開発した超高強度チタンプレートの曲げ荷重(応力)の特性を調べるため、KISTECにおいて、3点曲げ試験を実施しました。同時に、アルミニウム合金板(A5052)及び純チタン板(JIS1 種)を対象として、曲げ- たわみ特性を比較した結果、曲げ荷重(応力)が概ね2 倍以上の特性と曲げ形状が平面形状に復元する反発力も確認が出来ました。

3 点曲げ試験(試験品を曲げた状態)
3 点曲げ試験(試験品を曲げた状態)
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  • 担当:機械・材料技術部 材料評価グループ