FE-SEMによる金属破断面観察
FE-SEMによる金属の破断面観察
<使用機器> 電界放出型走査電子顕微鏡 日立ハイテクノロジーズ S-4800
金属が破断した際の正常な破面で、結晶組織が引きちぎられて破断する「粒内破壊」の破断面です。
多くの窪みが確認できることから「ディンプル模様」とも呼ばれています。
金属組織の結晶粒界に沿って破壊が進行した場合に見られる破面です。
例えば、応力腐食割れの場合はこのような破断面を示します。
破壊が進んだり止まったりを繰り返していく際に見られる破面で、ストライエーションとも呼ばれます。
木の年輪のように見える筋目が破壊の進行を示したものですが、通常の構造部材は破面が小刻みに擦れてしまうためこのような綺麗な模様が残ることは希です。
- 写真1 延性破面
金属が破断した際の正常な破面で、結晶組織が引きちぎられて破断する「粒内破壊」の破断面です。
多くの窪みが確認できることから「ディンプル模様」とも呼ばれています。
- 写真2 粒界破面
金属組織の結晶粒界に沿って破壊が進行した場合に見られる破面です。
例えば、応力腐食割れの場合はこのような破断面を示します。
- 写真3 疲労破面
破壊が進んだり止まったりを繰り返していく際に見られる破面で、ストライエーションとも呼ばれます。
木の年輪のように見える筋目が破壊の進行を示したものですが、通常の構造部材は破面が小刻みに擦れてしまうためこのような綺麗な模様が残ることは希です。
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