ガスクロマトグラフ質量分析装置


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ガスクロマトグラフ質量分析装置(Gas Chromatograph Mass Spectrometer:GCMS)は、ガスクロマトグラフ(GC)と質量分析計(MS)が一体化した装置です。試料中に含まれる複数の有機化合物成分をGCで単一成分に分離し、その成分の質量スペクトルをMSで取得することにより、成分の構成(定性)、各成分の量(定量)を調べることができます。測定対象は揮発可能な有機化合物になります。

この装置には液体試料用のオートサンプラーやサーマルディソープション(TD)、ヘッドスペース(HS)、固相マイクロ抽出(SPME)といった前処理装置が付属しています。

【用途・分野等】
化学工業品、輸送機器、精密機器、ゴム製品等、あらゆる製品、材料に有機化合物は使用されています。それら有機化合物成分の定性分析(質量スペクトルによる未知成分の推定)および定量分析(有機化合物の微量分析)に用いることができます。

分析例:
○製品中に含まれる揮発性有機化合物成分の定性・定量分析
○製品を加熱した時のアウトガスや残留溶媒の分析
○正常品と異常品に含まれる有機化合物の成分比較

メーカー名

株式会社島津製作所

型番

GCMS-QP2020 NX, AOC-6000Plus, TD-30R, HS-20NX

仕様

オートサンプラー/ヘッドスペースサンプラー(設定温度(40~180℃))/サーマルデソープションシステム/カラムオーブン最高使用温度350℃/検出器:質量分析計(MS)(四重極)/イオン化:EI

ご利用方法

試験計測(依頼試験)技術開発受託(受託研究)で利用できます

料金について

■ 試験計測(依頼試験)料金

ガスクロマトグラフ質量分析(GCMS)

料金NO.項目単位料金担当部名
E2310ガスクロマトグラフ質量分析(GCMS)1試料1成分につき44,770円化学技術部
E2311ガスクロマトグラフ質量分析(GCMS) 定性分析 1成分増1成分増すごとに5,720円化学技術部
E2312ガスクロマトグラフ質量分析(GCMS) 定量分析 1成分増1成分増すごとに6,710円化学技術部

ヘッドスペースGCMS分析

料金NO.項目単位料金担当部名
E2330ヘッドスペースGCMS分析1試料1成分につき57,860円化学技術部
E2331ヘッドスペースGCMS分析 定性分析 1成分増1成分増すごとに 5,720円化学技術部
E2332ヘッドスペースGCMS分析 定量分析 1成分増1成分増すごとに6,710円化学技術部

サーマルデソープションGCMS分析

料金NO.項目単位料金担当部名
E2340サーマルデソープションGCMS分析 1試料1成分につき62,150円化学技術部
E2341サーマルデソープションGCMS分析 定性分析 1成分増1成分増すごとに5,720円化学技術部
E2342サーマルデソープションGCMS分析 定量分析 1成分増1成分増すごとに6,710円化学技術部

※1成分目の定性分析あるいは定量分析にかかる料金です。2成分目以降の成分については、定性分析は1成分につきE2341が、定量分析は1成分につきE2342の料金が加算されます。

導入年度

令和4年度

導入に関して

本装置は令和4年度に公益財団法人JKAによる補助を受けて導入しました

  • この装置に関連するお問い合わせ
  • 担当:化学技術部 環境安全・バイオグループ